「畑のとれさぶろう」は、生産者にとって"使える"システムでなければ意味がありません。設計・開発段階でも、運用面で何が重要か、解決すべき問題は何かを探るため現地試験を行ってきました。
※生産者が畑から作業シーンを送るテスト
(1)アドレス帳に圃場、作業毎のメールアドレスを登録しておくとメールが初めての人でも操作上の問題が発生しにくい。
→アドレス事前登録は携帯メモリー管理ソフトで行いやすいようにシステムからアドレス一覧をCSV出力するようにしました。
(2)機種や解像度設定によって、送信される画像サイズが異なるためサーバー側での柔軟な処理を行う必要がある。
→システム側で、Web向け、モバイル向けに画像サイズを自動変換しました。
生産者の方が携帯を使うことを前提にはしない方向で開発を進め、栽培記録の方法は、カメラ携帯、パソコン、さらに紙での記帳→管理者がパソコンで記入という多様な方法を許す柔軟なシステムとなりました。