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生産履歴システム「畑のとれさぶろう」の概要 食品表示の偽装問題、野菜への農薬の残留が顕在化し、消費者の食品への信頼は著しく揺らいでいます。生産者と消費者をつなぐ「安心」をとり戻し、消費者の信頼を得るために、生産者が「安全」な生産を行うことはもちろんですが、消費者が手にする野菜の個別の生産情報を求めに応じて開示することが必要です。 「畑のとれさぶろう」の特長 食品のトレーサビリティ(食品の生産、加工、流通の各段階の情報を追跡、遡及できるようにすること)は生産活動の記録に始まります。いつ、どこで、誰が、どのように栽培、出荷されたものかといった情報を確実に把握していくことが必要です。生産者や栽培状況をHPで公開するだけであれば、消費者に安心イメージを伝えることはできても、手に取った食品の個別の生産プロセスを遡及し、その安全性を確認することは困難です。 「畑のとれさぶろう」が利用可能なステージと拡張性フードチェーンにおける生産、流通、加工、店舗等の多段階の経路すべてでトレーサビリティを完結させるためには、「畑のとれさぶろう」でカバーしていない出荷後〜消費者までの経路情報を把握し、各段階毎に「とり扱い」をデータベースに記録し、次の段階に引き継いでいかなければなりません。また各段階でのトレーサビリティシステムが稼働していた場合には、既存システムとどのように連結していくかが重要です。「畑のとれさぶろう」は、他システムとの連携や「畑のとれさぶろう」自身のカバーエリアの拡張を予測して設計されています。
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